カテゴリ: 廃工場


気を取り直して、本日も廃墟探索。

一軒目は緑に身を包んだ赤い屋根のキュートな鉄工所跡を訪れた。

因みに初めは少々曇っていた。


とても可愛いからいつまでも撮っていたいけれど、あまりにも人目につきやすいので一旦中に入る。


荒らされた形跡は全くなく、人だけが急に消えてしまったような印象を受けた。


8:14


素敵な階段。


アシナガバチとブヨとコウモリが飛び回っていた。


???


人工物と自然の融合。


魔法書でも出てきそうな…


一時間くらい中を彷徨いた後外に出ると、晴天になっていた。

雲ひとつない。


次の廃墟へ向かいます。

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今回は七百羽ものうさぎが生息する、離島の廃墟を訪れた。

この離島は戦前毒ガス島と呼ばれ、秘密裏に毒ガスが製造されてきた。

現在残っているうさぎは毒ガスの実験用に使われたうさぎの子孫だという噂もあったが、実際には実験で使われたうさぎは終戦後全て処分され、この島にうさぎはいなかった。

この七百羽のうさぎは、実は、島外の小学校で飼いきれずに放たれた八羽のうさぎから増えたものなのだそうだ。

たった八羽から七百羽にまで増えたというのも驚きだが、もう一つ不思議なことに、この島の生物調査を行なった大学によると、戦後毒ガスの処分のために島全体に大量のカルキがまかれ、うさぎ島は動物が生存できる環境ではなかったらしい。

それにも関わらず、放たれた八羽のうさぎは生き延び、多くの子孫を残した。


ここは、毒ガスを製造する際電気を供給していた発電所の廃墟だ。


うさちゃん発見。


君はもう自由だよ。


あちこちにうさぎがいる。

写真を撮るために立ち止まると、餌を求めて群がってきた。
無視しているとレンズをガジガジされる。可愛い。


夜もうさぎがいっぱいだ。

私は幽霊の存在を信じないけれど、暗闇は人並みに怖いので夜は廃墟に行かない。

しかし、ここはうさぎがあちこちで走り回っていて、暗闇の中でも心強かった。

ただ、ライトに向かって虫達が猛突進してくるのが怖いため長居はしない。


元気でね。

この後白い廃校を訪れるつもりだが、赤い工場の方に力を入れて撮影したかったので初めに工場の方へ向かった。

赤い工場と白い廃校をセットでまわるのは二回目で、前回は白い廃校の方を初めに訪れた。

なぜなら、赤い工場に入ると塗料が体中について大変なことになると噂で聞いていたからだ。

入念に塗料対策をして探索したのだが、準備の甲斐あってか思いの外被害は少なく、拍子抜けした覚えがある。

そのため、今回は赤い工場が先でも大丈夫だろう、と高を括り、意気揚々と踏み込んでいった。

後々後悔することになるとは知らず…。


赤い工場という名前から想像はついたと思うが、兎に角ここは真っ赤である。

私は赤色が一番好きなので、この工場はお気に入りの物件の一つだ。

蜘蛛にびくびくしながら三脚を盾に、足を踏み入れる。


一階は薄暗く、目が慣れるまで時間が掛かった。

前回三脚を持って来ず、撮影に苦労していたことを思い出す。


二階までの階段は本当に大変。

サビてぐらぐらするし、ところどころ階段が抜けている。

床も見るからに薄そうで、いつ落ちるか分かったものではない。
一歩一歩確認しながら進む。

柱や手摺につかまりながら歩くので、この時点で私の手は真っ赤になっていた。


可愛い…。


二階は床が脆そうで怖い。
既に抜けている部分もあるし…。

大人数で来たら落ちそう。

帰りも足場を確認しながら戻る。


体もカメラも三脚も真っ赤になった。

通りすがりのおじさんが異常者を見る目で私を見ていた。

この付近で殺人事件が起きたら真っ先に疑われるのは私だろう。

白い廃校を汚してはいけないので、機材を拭き、温泉に入った後移動する。

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