星空の下静かに佇む観覧車。

かつて沢山の笑顔を乗せたゴンドラは、今や永遠に稼働しない。

この日は大学が遅くまであったため、夕方からの出発である。

この遊園地を訪れるのは四回目だ。

晴れの日も曇りの日もこの観覧車を撮った。
雪が降っていたこともある。

あとは夜に撮影するのみだ。


22時頃到着し、空を見てがっかりした。

曇っていてほとんど星が見えない。

晴れるまで待とうとも思ったが、長袖二枚しか持って来なかったため(関東地方はまだ暖かかったので油断した)、何もせずに突っ立っているには寒すぎる。

段々雲が濃くなってきたので仕方なく引き返すことにした。

しかし、どういうことだろう。

インターに差し掛かった手前、急に雲が引いたのだ。

時刻は深夜0時。


ほとんど雲はなくなった。

こんなに早く引いたのは、強い風のお陰だろう。

あとは真っ暗でほとんど何も見えないので、以前昼間に撮った構図を思い出してカメラをセットするだけだ。


こんな感じだったかな?


それにしても、シャッターを切っている間何もせずにじっとしていると益々寒い。

風が強い上に、気温は10度だ。


ピカー!


さっきとは見違える程のすっきりした夜空。

草むらからガサゴソ音がするのが怖いので帰ろうと思う。

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