2016年09月


怖い題名をつけたが、この赤茶色の染みは血ではなくイソジンなので安心して見て頂きたい。

この病院の扉はきちんと閉鎖されており、窓も破られていなかったので一目見ただけでは一時的に閉められた病院なのか廃墟なのか判断ができない。


と言っても、判断が難しいのは中に入ってからも同じだ。
中はとても綺麗で、落書き一つなかった。

これじゃあ私が空き巣みたいじゃないか…。


車椅子。


放置してはいけないような薬がゴロゴロ。

それにしても、空き巣と私(廃墟マニア)はどうやって見極めたらいいのだろう。

仮に管理人か誰かに見つかったとして、「あっ、廃墟マニアです、エヘッ(カメラを見せる)」と言えば信じてもらえるのだろうか。

しかしそれで済む話なら、本物の空き巣はカメラを持参しておけば安心ということになってしまうのではないか…。


見極め方とかそういうことを考える以前に、実は私は「入ってみたけどいいものがなかったから何も盗らずに出てきた空き巣」に過ぎないのかもしれない。


空き巣と自分の違いが本格的に分からなくなってきたところで帰ります。

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今にも動き出しそうなオレンジ色の一両電車。

夜空の下静かに佇むこの車両はもう動かない。


こうして電車を見るために遠征をしたのは初めてだ。

保存状態は良く、色もポップで可愛らしい。ロケーションも最高だ。

こんなにキュンとしたのは久しぶりかもしれない。

撮影対象を廃車両に変えようと思ったくらいだ(実は今もちょっと悩んでいる)。


緑に埋もれている。

わたしの大嫌いなジョロウグモ(黄色くて大きいやつ、検索すると後悔する)が沢山いて線路上に登ることは諦めた。
 
あいつだけは克服できる気がしない。


近くには駅舎も残っている。


月が明るいのでシャッタースピードを遅くすると昼間のように写った。


帰ろう。

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日本に戻り、自宅に戻らないまま今度は別の場所へ向かった。

七月下旬から長らく夏休みだったのでこのところかなりハイペースで廃墟に通っていたが、来週から大学が始まるのでペースダウンすることになる。

ということで今回が夏休み最後の廃墟旅だ。

目的地までの通り道に面白い場所があったので、廃墟ではないが記事にまとめた。


この仏像群を見て、私は息を呑んだ。


姿形の異なる仏像がずらりと並んでいる。


驚くことに、この大量の仏像は個人が六億円もの私財を叩いて中国の彫刻師に作らせたらしい。

なんでも、日本は戦争で中国に迷惑をかけたので、その償いとして中国の文化を広く紹介しようと思ったそうだ。

本人は、観光の話題になれば幸いと思う、と話している。

私が彼の親戚なら絶対に泣くだろう。

 

親戚といえば、この場所から数百メートル離れた先にもう一つ仏像群を作ったらしく、そこには彼の親戚や友人、先輩などの姿をそのまま形にして並べた異様な光景が広がっている。

今回は時間の都合上省いたが、また機会があれば寄ってみようと思う。


ノリノリな仏像。


見てる。


「そこにいるのは分かっておるぞ」


寄りたい場所があるので、先を急ぐ。

またね。


見ての通り廃墟ではないが、皆ジブリは好きそうなので折角撮ったことだしブログにまとめようと思う。

無事に廃墟の撮影を終え、千と千尋の神隠しの舞台にそっくりということで人気の観光地に向かった。

因みにここへ来るのは四回目である。
ジブリ好きなのは私も例外ではない。


この時期は特に天気が安定しない。
終始雨がちらついていた。


提灯の明かりがつく前の昼間からここは賑わっている。


五時過ぎくらいからちらほらと明かりが灯り始めた。


日が暮れると更に人は増える。
人がごった返していて歩くことも困難だ。

日本人が多く、日本語をよく耳にした。
やはり日本人はジブリが好きらしい。


ここへ来てはいけない!すぐ戻れ!」

そう言ってハクが千尋を追い返そうとしたシーンが頭に浮かぶ。

こんなに人が多くちゃ私はハクに見つけてもらえないだろうなぁ。


おお、凄い人。

タクシーのお兄さんが私を待っているので帰ります。

再見!

今回は少し遠くまで来た。

と言っても訪れるのは二回目で、神経を尖らせて慎重に侵入を図った前回と比べ、今回私の犯罪意識はほとんどないに等しい。

慣れとは恐ろしいものだ。


ここはかつて東南アジア一の金山と呼ばれ非常に栄えた金鉱山であったが、資源の枯渇により1985年廃鉱となった。

観光地なので外観だけなら誰でも見ることができる。

問題は内部への侵入で、あちこちに観光客がいるため見られずに中へ入ることが非常に難しい。

ということで、こういうのは堂々と入ってしまうことが重要(多分)。

どうか私のせいで日本人が立ち入り禁止の場所に平然と入っていく図々しい奴だと思われませんように、と願いながら立ち塞がったゲートを乗り越えた。


ここが壮大で結構感動する。


内部にはほとんど残留物が残っておらず、これといった見所もないので一時間もしないうちに脱出した。


凄い色…。


前回はタクシーで来てそのままポイされ何時間も凄まじい湿気と暑さに耐えながら坂道を右往左往したが(初めてだったのでどこに何があるかも分からなかった為)、今回は前回仲良くなった日本語の話せるタクシーの運転手さんが一日中付き添ってくれていたので移動が物凄く楽チンだった。


あちこちに廃墟。


適当に観光して帰ります。

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