ここが本日二軒目の物件。
この鉱山は観光地化されているが、ここは立ち入り禁止エリアだ。
多くの人は少し離れた場所からこの産業遺産を眺め、写真に収める。
そのため、辿り着くまでとにかく人目に晒されるのだ。
私は脚立を担ぎ、立ち入り禁止と書かれた看板の横を堂々と通り過ぎた。
こういうのは迷わずさっさと入ってしまうことが重要(多分)。
設定は、「産業遺産を修理しに来た人」
溜め池?
エメラルドグリーンの綺麗な色をしている。
相変わらず天気が良くてよろしい。
空に浮かぶ雲と、水面に浮かぶ雲。
満月の夜に飛び込んだらおじゃるまるみたいに過去や未来へタイムスリップできるのかな、などと考える(前回の記事から「魔法書」とか「タイムスリップ」とかファンタジックなことばかり考えているのは実家でハリーポッターをずっと読んでいたからだと思う)。
満月が出るまで待っているわけにはいかないので、再び脚立を担ぎ、そそくさと退散した。
この後、観光地として一般に開放されている(といっても千円取られる)坑道内を歩いた。
これが結構面白かったので写真を上げておくが、以降は廃墟と関係がないので興味のない方はスルーすることをお勧めする。
平日ということでほとんど(というか全く)人がおらず、私は一人で薄暗い坑道を歩いていた。
するとしばらくして、ようやく人を発見。
お兄さーん!
お兄さーん…あれ?
お兄さ………顔にカビ生えてますよ!?
坑道内にはこんな感じのリアルな人間の模型があちこちに展示されていた。
しかし薄暗い場所で道を曲がった後など、こんな奴らが突然目に入ってくるので結構心臓に悪い。
途中お化け屋敷にいるのか坑道にいるのか分からなくなった。
それにしてもこの模型達…
目が虚ろだったり、
絶望的な瞳をしていたり、
悲しそうな顔をしているような…。
こんな場所にいたくないんじゃないの…
誰か止めさせてあげて…
このお姉さんなんか、凶器持って前の人を刺そうとしているようにしか見えない。
観光地の普通の楽しみ方ができなくなってきたあたりで、鉱山を後にした。
明日も更新する予定です。
お楽しみに。