最近は廃校ばかり撮影している気がする。
それも、ホルマリン漬けのある…。

今回は赤色の臓器が目を引く、ウサギのホルマリン漬けだ。

あるブログにアップされていたホルマリン漬けウサギの写真を見て、以前から訪れたいと思ってはいたものの、どの物件か特定できずにいた。

しかし今回、懸命なネットサーフィンの末ようやく場所が判明したのだ。

三連休の中日で混雑が予想されたが、今回は日帰りの遠征である。

山道を少し車で走ると、ウサギの廃校は現れた。

警備会社のシールは見ないふりで(きっと期限切れ!)、鍵の閉まっていない扉から侵入を図る。


卒業生が書き残したらしい落書きはあったものの、悪戯書きのようなものは見かけなかった。

床も割としっかりしていて安心である。


蝉の鳴き声がした。

ぼくのなつやすみを思い出す。
私の夏休みは甲虫採りでも王冠集めでもなく、廃墟撮影だ。


赤色の、「こわい室」に行ってみる。


確かに怖い。


エイリアン?


当時使用されていたものがそのまま残っていて、見応えのある物件だった。

明日は打って変わり、物が何一つ残っていない真っ白な廃校を訪れる。

6時間掛けて月に二度も同じ廃墟を訪れる亡者は私以外にいるのだろうか。


このホルマリン漬けのトノサマガエルちゃんの姿をどうしてもまた見たくなってしまったのだ。

それ程有名な廃墟ではないし、平日、しかも雨の日だったので、人に会うことはまずないと思っていたが、驚くことに、校庭には車が停まっていた。

関係者でないことを祈りながら、いかつい三脚を肩に担ぎ、猟師の如く忍び足で中に入る。

一階には誰もいない。
二階から聞こえてくる足音は一人分だったので、おそらく同業者であろうと予想し、仲間の合図としてカメラのカシャカシャというシャッター音を鳴らす。

しばらくすると、警戒心を解いた同業者が、一階へ降りてきた。

手には三脚とカメラ。

「ほっ」

互いの表情に安堵の色が浮かぶ。


人為的にセッティングされたことは明らかな机と椅子。

床がふわふわしていて怖かった。
先日床が崩壊して右脚を負傷したばかりなので、壊さないよう慎重に進む。


個性的な廊下。


理科室のトノサマガエル。
こんなもの置きっ放しでいいのだろうか。 


どアップ。

ここは今まで訪れてきた廃校の中でも、とりわけ好きな物件の一つだ。

おそらく関西方面に来た時には再び訪れるだろう。

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